委員会基本方針

 青少年育成委員会　委員長　入山　吉史

　近年、コロナ禍の影響も受け、子供たちは外遊びの時間が減り、運動不足や直接的なコミュニケーションを取る機会が減りました。外遊びは四季を感じながら、基礎体力・運動能力の向上やコミュニケーション能力の発達、自由な発想で工夫し考える力が養えます。沢山の失敗経験から学び、それぞれ発想力を膨らませられるような子供たちの育成につなげていく必要があります。
　まずは、子供たちの成長に一番必要なことは、成功・失敗に関わらず様々な体験から考えることです。私たちが子供の頃は、数少ない道具から工夫を凝らし、新たな遊び方を考えましたが、現代はテレビゲームや遊び道具など豊富にありますが、その多くは遊び方を限定されており、創意工夫しにくい状況です。昔遊びの古き良き物から学び現代の育成に必要なものを楽しみながら体験することで、子供たちの体力向上やコミュニケーション能力の発達が見込めます。そして、遊びから自由な発想や表現にもつながり、他者との関わり合いを積極的に取れるようになります。さらに親世代、祖父母世代とのコミュニケーションツールとしても活用していただきます。また、自然体験は普段の生活よりも五感が刺激され日常生活では味わえない非日常を経験することができます。自然は不便だからこそ知恵や工夫を凝らす必要があり、仲間と協力して何かを成し遂げる達成感や仲間との共感力などを育みます。また、自然体験には生きる力の育成にもつながり、災害などの緊急時においても生き抜くための知恵をつけることができます。
　事業を通じて地域の未来を担う青少年育成を行い、一人ひとりが自由な発想で「唯一無二」の存在に成長できると考えます。そして「明るい豊かな社会」を実現できるようより良い運動を展開してまいります。

 事業計画

１. 3月例会（歴史から学ぶ事業）運営
２. 9月例会（自然から学ぶ事業）運営