青年会議所(JCI)は”明るい豊かな社会”の実現を理想とし、次代の担い手たる責任感をもった20歳から40歳までの指導者たらんとする青年の団体です。青年は人種、国籍、性別、職業、宗教の別なく、自由な個人の意志によりその居住する各都市の青年会議所に入会できます。60余年の歴史をもつ日本の青年会議所遅動は、めざましい発展を続けておりますが、現在697の地域に約35,000名の会員を擁し、全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所が東京にあります。
全世界に及ぶこの青年運動の中枢は国際青年会議所ですが、約132ヵ所の国及び地域に119NOM(国家青年会議所)があり、約165,000人の会員が国際的な連携をもって活動をしています。
日本青年会議所の事業目標は、社会と人間の開発です。その具体的事業としてわれわれは市民社会の一員として、市民の共感を求め社会開発計画による日常活動を展開し、「自由」を基盤とした民主的集団指導能力の開発を推し進めています。さらに日本の独立と民主主義を守り、自由経済体制の確立による豊かな社会を創り出すため、市民運動の先頭に立って進む団体、それが育年会議所です。

　 不確定な時代だからこそ、愛を持った次世代のリーダーが必要である。 

　 全世界で100年に1度とされる感染症の大流行、新型コロナウイルスの発生から4年もの月日が経過しました。経済活動の停滞、行動の制限、身近な生活様式も変化してしまいました。徐々に回復の兆しはありますが社会の混乱はまだ続いています。私たちの地域においても人口減少、少子高齢化、若者の地方離れなどにより古き良き阿賀北地域のコミュニティの存続が危ぶまれています。様々な情報が飛び交う昨今、私たちは何が正しい選択なのか一人ひとりが考え行動しなければなりません。 

　 このような不確定な時代だからこそ、未来に導く愛を持ったリーダーシップが必要なのです。「人類の同胞愛は国家による統治を超越する」とするJCIクリードの一節にあるように青年会議所の価値観の中心には愛があり、愛が前提にある組織なのです。愛は能力や技術ではなく、誰しもが持ち得る強大な力であり、私たちの地域をより美しく、持続可能なものに変えるための鍵であると信じています。

　 阿賀北地域の未来を切り拓く主役は私たち新発田青年会議所であり、次世代リーダーとして成長と発展をし続けます。今一度、初心に帰り「修練・奉仕・友情」の三信条の元、65年間の先輩諸兄姉が築き上げてきた新発田青年会議所の愛を抱き、愛ある活動を阿賀北地域と共に創っていきます。  

　時代の急速な変化、コロナ禍の混乱により、何が正解なのか誰も分からない現状が続いています。そんな不確実性の時代だからこそ、未来を切り拓くリーダーの育成が責務だと考えます。人生の目的を定め、明確なビジョンと目標に本気で正直に向き合うことが必要です。
　青少年の人材育成においても、私たち大人の手助けが重要であると考えます。私たちが自分の子ども、地域の子ども達に関われるのは僅かな期間しかありません。しかし、その僅かな期間で価値観が創られるのも事実です。子ども達がもつ無限の可能性の探求に誠意を傾けることが愛であると確信しています。自分に対して自信があり、良好な人間関係を構築でき、失敗を恐れず挑戦することができる人財を、愛をもって育成していきます。  

　人々にとって祭りは文化的、宗教的、社会的な意味合いだけを持つものではなく、市民の絆、地域の愛が深まるとても大切な誇りであります。新発田青年会議所は溝口大祖神御神輿運行を担い、今年で42年目になります。今まで継承してきた先輩諸兄姉の熱き愛と伝統を守り勇壮に担がせていただきます。 
　また、これからも新発田青年会議所が継続していくためには会員の家族、会社、社員の理解が必要だと考えます。今一度、青年会議所の活動の意義を再確認しメンバーの意識を向上させます。活動できることに感謝し、より一層運動を展開してまいります。 

　デジタル端末の普及が進んだ現代においてSNS等の情報発信ツールはとても重要なものとなりました。これを好機と捉え、対外においては青年会議所活動の周知、会員拡大等に活用し情報発信をします。また対内においても、迅速な事業構築、連絡等に活用していきます。技術が急激に変化している現在ですが、青年経済人として変化に率先して対応し模範となる的確な情報発信をしてまいります。 

　青年会議所の運営は会員の会費を主として行われており、会員全員が無報酬で活動しています。会員全員が時間と労力を無償で注いでくれている以上、的確な会計や事務、効率や質の良い事業を展開しなければなりません。全会員が一致団結し、一年を通して最大限事業展開してまいります。